放射能生活メモ (11.04.25)

放射能と共に生活するためのメモです。
コピペだらけの自分用メモのため、間違った記述も多いとおもいますので、ご注意ください。

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【自然界の放射性物質】

「ラドン222」: 半減期3.8日
「ラジウム226 」:半減期1600年
「天然ウラン」:ウラン235+ウラン238+微量のプルトニウムが混ざったもの。
  ウラン235:核分裂反応を起こしやすい。天然ウランの0.7%。核燃料に。半減期約7億年。α線。
  ウラン238:核分裂反応を起こしにくい。劣化ウランとして武器などの素材に。半減期約45億年。α線。
  ウランは比重19.07。融点 1132 ℃、沸点 3745 ℃。



【原子炉内で生まれる放射性物質】

「ヨウ素131」:半減期8.0日:β線:ウランの自発核分裂で生成。キセノン131に変化する。比重4.93。融点113.6°C。昇華性あり。
「コバルト60」 :半減期5.3年:γ線:ウランの自発核分裂で生成。バリウム137に変化する。比重8.85。融点1495℃、沸点2927℃
「セシウム137」半減期30年:γ線:ウランの自発核分裂で生成。バリウム137に変化する。比重1.90。融点28.4℃。沸点641℃。
「ストロンチウム90」:半減期29.1年:ウランの自発核分裂で生成。イットリウム90を経てジルコニウム90に変化する。比重2.63。融点777℃、沸点1382℃
「プルトニウム239」 半減期2万4千年:α線:ウラン238に中性子が当たると生成される。比重19.00〜19.72。融点639.5℃、沸点3230℃。

ウラン235+中性子=バリウム、クリプトンなど+中性子数個
ウラン238+中性子=プルトニウム239

原子が核分裂をするということは、元の原子が消え、新しく2つの原子が誕生するということ。
この時、どんな原子になるかは決まっていない。
質量数235のウラン235が分裂すると、質量数90前後と140前後の原子ができやすくなる傾向がある。
前者がクリプトン、ストロンチウム、後者がヨウ素、セシウム、キセノンなど。




【放射性物質の体内でのふるまい】

「ヨウ素131」:半減期8.0日:β線
 牧草→牛→牛乳→人の食物連鎖が主な経路。
 β線による甲状腺被曝(特に子供)が問題になる。
 あらかじめヨウ素を摂取し飽和することで予防が期待できる。(ヨウ化カリウムなど)

 ヨウ素は大人の体内に25mg存在し、乾燥昆布のヨウ素は4mg/gと言われる。
 干し昆布は20分の水戻しで90%が水に流れるといわれる。ので、毎日味噌汁これ大事。

「コバルト60」 :半減期5.3年:γ線
 コバルトは必須元素の一つで、体内の代表的な化合物にビタミンB12がある。
 コバルトの体内摂取後の挙動は複雑。すみやかに排出される成分と数年間残る成分がある。体内で、骨と脳に集まりやすい。

「セシウム137」半減期30年:γ線
 水溶性でカリウムやルビジウムと似た振る舞い。
 骨に一部、多くは筋肉に分布する。
 プルシアンブルーで治療される。(セシウム137と結合し、体外排出を促進)
 100日で代謝されると言われる。

「ストロンチウム90」:半減期29.1年
 水に溶けやすくカルシウムと似た性質。体内に摂取されると、一部は排出されるが、かなりの部分は骨に残留。

「プルトニウム239」 半減期2万4千年:α線
 体内に吸収されにくい。微量が骨の表面や肝臓に蓄積される。
 吸引すると大部分は気道の粘液から食道に出るが、残り(4分の1程度)が肺に沈着する。
 沈着した粒子は肺に留まるか、胸のリンパ節に取り込まれるか、あるいは血管を経由して骨と肝臓に沈着。



【被曝という概念の理解のコツ】

放射線は細胞や染色体を傷つける。
一方で、細胞にはその傷を修復する機能がある。

ダメージを受けるスピード > 修復するスピード

となると、病気になりやすくなる。
人間には本来、修復機能が備わっているので、日常生活における少量の被曝には耐えられる。
年間許容量1ミリシーベルトとは、十分安全な量。

また、染色体が傷ついた際、修復時に間違った状態で修復してしまうことがある。(染色体異常)
細胞分裂の盛んな子供ほど、この影響を受けやすいので、特に妊婦や乳児はご注意を。
http://www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/ray/ray_type/cell.html

被曝リスクというのは確率論的であり、何万人が同じ量被曝したとき、そのうち何人がガンになる、ということでしか表せない。
逆にいえば、いかに少量であれ、被曝するということは、「ガンが当選する宝くじ」を引くことに似ている。
第一原発を中心に「宝くじ」がばらまかれ、それが各地、各人に程度の差こそあれ、毎日無料で届けられている。




【食生活と放射性物質】

昆布は、ヨウ素たっぷりなので甲状腺がん防止が期待できる。(有名)
タウリンには、放射線障害にたいする回復効果があるらしい。タコ、イカ、牡蠣に多く含まれる。 http://www.kyorin-yobou.com/KinkyuTeian.pdf
味噌には、ヨウ素131とセシウム134の排出を促す効果があるらしい。http://www.takeya-miso.co.jp/column/008.html
納豆に含まれるジピコリン酸は、ストロンチウム90などの放射性物質を体外に排出する作用をもっているらしい。(出典不明)
ビールにも、放射能防護効果があるらしい。 http://www.nirs.go.jp/news/press/2005/08_11.shtml
バナナは、カリウム40という自然放射能を含むが、放射性セシウムとの代替を期待を期待できるかも。 http://takedanet.com/2011/04/57_00fe.html

参考:http://www.cnic.jp/やウィキペディアなど。